2023年9月5日、雪氷研究大会（2023・郡山）において、弊社研究開発部の齋藤佳彦が日本雪氷学会論文賞を受賞しました。
 
対象論文：Explicit-MPS 法による雪崩数値シミュ レーションの検討
著者：齋藤佳彦（研究開発部）
 
本研究では、流体を対象とした粒子法の一つのMPS法を雪崩に適用しました。格子法では扱いずらい3次元的な雪崩の挙動を再現することが可能となります。雪崩の経路や速度の他、流下する雪崩の幅や高さ、デブリのボリュームを3次元で解析することができます。この手法を用いることで、雪崩が発生したときの到達範囲（危険範囲）や雪崩の対策施設の最適な配置位置や大きさなどの検討をすることが可能になります。
 
今後も継続して技術開発を進め、これら技術を活用したコンサルティングで皆さまのお役に立つ所存です。